補助金は採点制
まず最初に大事なことを言います。補助金は「情熱」や「夢」ではなく、点数ゲームなんです。
「この計画いいわ!」と採択されるわけじゃありません。
市場性・収益性・新規性・費用対効果…といったチェックリストがあって、その要点がどれだけ埋められるかで採択率が決まる。採点システムなんです。
ここを勘違いして「なんとなく文章良いから通るやろ」と思っている人が多い。それでは運ゲーみたいなもんです。
無料診断は「健康診断」
「ドクター補助金」の無料診断は、いわば健康診断みたいなものです。
まず、メールで送られてくる内容は下記のようなものになります。
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Dr.補助金 無料診断レポート
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診断結果:B+(ギリギリライン)
採択可能性:採択の可能性は高いものの、競合次第ではリスクが残ります。
コメント
省力化効果や費用対効果は十分に示されており、全体的な計画の完成度は高い水準です。
ただし、競合との差別化や独自性のアピールがやや弱く、説得力に欠ける印象が残ります。
ここを強化することで、より安定した採択が期待できるでしょう。
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【無料】事業計画書診断とは
大枠は7つ(市場性・収益性など)、小枠は5~10くらいに分けて○×評価。
ランクは5段階で判定して「ここを強化すればもっと採択率が上がりますよ」とコメントします。
でもあくまで無料ですから、深堀りはできません。
「あなたの体は健康です。ただ運動不足気味なので歩きましょう」くらいのアドバイス。
それだけでも「今のままでいいのか?」がわかるので、申請前に受ける価値は十分あります。
有料診断は「メイクアップ」
一方の有料診断は、ただの健康診断では終わりません。
計画書の文章を「どの部分をどのように直すか」まで具体的に指示します。
イメージは、美容整形というよりはメイクアップです
【有料】事業計画書診断とは
骨格(=計画のベース)がしっかりしていれば、ファンデーションやアイラインを整えるだけで別人級に美しくなる。厚化粧…じゃなくて、美人に仕上げます(笑)。ここではマーケティングの整合性まで確認します。
「売上予測は現実的か?」「市場性は数字で裏付けできているか?」を徹底的に見直します。
「どこを直せばいいかわからない」一番多い相談はこれです。
実際、不採択になった計画書を見てみると…
・文章は立派だけど点数化できないフワッとした表現
・競合との差別化が弱い
・数字の裏付けがない
つまり、自分で自分の計画書の悪いところなんてわからないんです。そして悲しいことに、税理士や社労士など士業関係者でも「補助金の採点基準」は知らない人が多い。
無料診断と有料診断、どちらがいいの?
ここまで読むと、「じゃあ最初から有料診断に出せばいいじゃん」と思う人もいるでしょう。
まずは無料診断で、自分の計画書が「今のままでもいけるのか」「根本的に見直す必要があるのか」を知ってください。
そのうえで「本気で採択を狙いたい」と思ったら有料診断を試してください。
「この計画は化粧どころか大手術や」ってケースはお断りする場合もあります。(笑)
診断はスタートライン
補助金は「採択されたら終わり」ではありません。
そこから交付申請、実績報告、事後報告、そして事業継続と続く“長い旅”。
その最初のスタートラインに立つために、まずは計画書診断をご利用ください。
無料診断は「健康診断」。有料診断は「プロのメイクアップ」。
どちらにせよ、自分の計画書を客観的に見直さないと採択率は上がりません。
「補助金 採択率を上げたい」「補助金 書き直しに悩んでいる」「再申請を考えている」
そんな方はぜひ一度ご相談ください。滋賀・大阪・東京をはじめ全国対応しています。
今回は「事業計画書診断」についてお話しましたが、補助金の世界で絶対に外せないもう一つのテーマがあります。それが 加点 です。
次はこの「加点」について、わかりやすく解説します。


