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補助金に見る経営者の性格

補助金申請は性格がモロに出る

2020年から100件以上の補助金に関わってきました。で、思ったんです。補助金に挑むときの経営者の姿勢って、そのまま性格が丸出しになるな、と。
採択率を上げるテクニックも大事やけど、実は人間的なクセがそのまま結果に出るんです。準備が早い人はやっぱり結果も早いし、「やればできる!」って言う人はだいたいやってない。笑
今回は僕が出会った経営者を3つのタイプに分けてご紹介。もしかしたら「あ、これ俺やん…」とか「これ、社長やん!」ってなるかも。

【優秀レアキャラタイプ】
まずはほんとに珍しいタイプ。資料はすぐ揃えるし、連絡もマメ。「何かあれば遠慮なく言ってください」なんて、もう性格まで完璧。
こういう人は、やっぱり事業もうまくいってる。銀行との関係も良好、補助金のことも理解してる。まさに補助金界のチートキャラ。
ものづくり補助金や省力化投資補助金に出すときも、「最新設備で効率化します!」と堂々と書けるし、実際に成果も出す。そりゃ採択率も高いわけです。こういう人、ほんまにズルいくらい優秀。

【口だけ番長タイプ】
次に多いのがこのタイプ。やる気はある、声もデカい。でも全然資料が出てこない。
口癖は「これいつできますか?」と「採択はいつ決まりますか?」。いやいや、その前にアンタの決算書まだやん!と突っ込みたくなる。まるで「俺はやればできる」って言う学生と同じ。いや、今やれって。
さらに責任感が薄い。準備は丸投げ、人任せ。でも落ちたら「先生の書き方が悪かったんちゃう?」と人のせいにする。補助金の世界でも現実の経営でも、このタイプは失敗が多い。
小規模事業者持続化補助金なんて、資料を出せばチャンスがある制度なのに、それすらやらない。補助金 無料診断をして「ここ弱いですよ」って言っても、「また今度やります」で放置。結果、採択率は当然下がる。口だけじゃ事業は動かんのです。

【宝くじ待ちタイプ】
最後は「やりたい気持ちはあるんですけど…」で止まるタイプ。これ、結構多い。
「何をやりたいんですか?」と聞いても「まだちょっと考え中で…」。いやいや、それ言うてる間に締め切りきますよ、と。もう完全に「いつか宝くじ当たらんかな」状態。買ってないのに当たるわけない。
うちの親父がよく言ってました。「宝くじは“多空くじ”や。当たらんもんは当たらん」と。確かに。でも買わんと当たらんのも事実。経営も同じで、リスクを取らないと成果は出ないんです。
補助金も同じ。新事業進出補助金や省力化投資補助金は自己資金が必要。そこを怖がって動かない人は、結局「運が良ければうまくいくやろ」と思ってるだけ。そんな甘い話、世の中にないんですよね。

補助金は大チャンス、でも制度選びがすべて

ここまで3タイプ紹介しましたが、補助金は結局「経営者の性格」が全部出ます。
優秀な人はスピード感があって採択率が高い。口だけ番長は丸投げして失敗する。宝くじ待ちタイプは何も始まらない。僕が現場で何度も見てきた現実です。
ただ一つ言えるのは、補助金は大チャンスだということ。なぜか?人にケツを叩かれるんじゃなく、制度そのものが背中を押してくれるから。普通なら迷う新事業や設備投資も、「半額チケットあるならやろか」と決断しやすくなるんです。
パチンコで言えば2パチなのに換金は等価交換。競馬なら勝馬投票券が半額で買えてオッズは2倍。そりゃ使うでしょ。普通なら店が潰れる条件を国が出してくれてるんだから。
でももちろんタダでは終わらない。その後はきっちり大名が登場して「お疲れさん、はい年貢納めてね」と言ってきます。これが現実。
そしてもう一つ大事なのが制度選び。補助金の制度選びもパチンコ台と同じです。誰が座っても回らない“ハマり台”に座ったら最悪。どれだけ粘っても当たりません。
ものづくり補助金、省力化投資補助金、小規模事業者持続化補助金、新事業進出補助金…どれも狙いどころが違う。当たり台を見極められるかどうかで、採択率も未来も変わります。
「この計画、採択ラインに届くんかな?」と思ったら、まずは補助金 無料診断でチェックしてみてください。ハマり台に座る前に、今の自分の立ち位置が分かります。
補助金は“当たりそうな台を見つけて座る勇気”がある人だけが勝てるゲーム。座るだけでなくて当てたくありません?

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