【1】事業化状況報告って?
補助金は「採択→実績報告→入金」で終わりではありません。多くの制度で事業化状況報告(事業化報告)があります。決算が終わってから3か月以内に、WEBで「この事業、どれくらい売上・利益に効いた?」を入力するやつです。期間は1~5年が多く、5年追跡なら初年度+5回で合計6回になることも。正直めんどうくさい。僕もそう思います(笑)。でも、ここはばらまき政策じゃないよ、しっかりした政策だよ。ってことで国が確認することはわかる。なので「毎年ちゃんと出す」を前提に、まずは全体像だけ掴んでおきましょう。(検索だと「補助金 事業化状況報告 書き方」「事業化報告 いつまで」あたりで来られるはず)
【2】まずは出す
「数字がきれいに切れないから出せない」より、「概算でもいいから提出」が正解です。日本中、事業別に完全分解できている会社のほうが少数派です。多くは合理的な算出ロジックで概算入力しています。たとえば、対象設備の稼働時間×処理量×単価で推計、POSや受注レポートから抜くなど説明できる方法を決めて、それに沿って入力する。これでOK。大事なのは提出することであって、ミリ単位の精度ではありません。実態に合わせた素直な数字を、とにかく期限内に出す。これが大事。
【3】0連投と未提出はリスク
面倒だからと“売上0円”を連続で出すのはやめましょう。計画書で「売上を伸ばします」と宣言しておきながら、2年続けてゼロだと「事業やってないのでは?」と疑われ、監査の対象になります。少額でも、実態に合わせて数字を入れてください。さらに悪手なのが《提出しない/長く放置》。制度によっては未報告で取消・返還(ペナルティ利率の規定あり)や、次の補助金に申請できない等のリスクが生じます。締切は絶対に守ると、ここだけは強めにお伝えしておきます。(検索キーワード的には「補助金 事業化報告 期限」「補助金 未報告 返還 リスク」も押さえどころ)
【4】よくある質問、先に答えておきます
Q. 事業別の売上って、どうやって切り出す?
A. 完璧じゃなくて大丈夫。説明できる概算を作り、同じ考え方で入力。途中でロジックをコロコロ変えないのが信用です。
Q. 計画と違ってきたけど、どうしよう?
A. 事業は走りながら軌道修正を繰り返し変わります。ギャップはなぜ変えたか、今後どう伸ばすかを素直に書けばOK。黙ってゼロにするのが一番まずい。なぜそうなったか納得できる説明があれば大丈夫ですよ。
Q. もし出し忘れたら?
A. すぐ出しましょう。長引くほど不利です。制度により取消・返還や次回申請への影響があります。
Q. そもそも入力が難しすぎる…
A. 正直、電子申請と同じくらい面倒です。誰も手伝ってくれないし、少しずつ取り掛かることです泣 お金が解決してくれることもありますが(笑)
「報告がいちばん大変」という声、ほんと多いです。気持ち、めちゃ分かります。だからこそ、まずは期限を守って出す。次に売り上げに0を並べない。この2つだけ意識しておけば、問題ありません。事業化状況報告はあくまで自己報告です。きちんと出し続けることが大事です。実態に沿って、毎年コツコツやるしかありません。
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