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補助金経費まとめ

補助金に対して公募要領を見ても理解出来ないって方に向け簡単にまとめました。
是非参考にしてみてください。

 

【小規模事業者持続化補助金(一般)】

◎この条件を満たすと申請可
小規模事業者(商業・サービス業などは従業員数が小規模基準内)で、「販路開拓」または「業務効率化(生産性向上)」に当たる取り組みであること。

◎使用できる経費(基本)
広告宣伝(チラシ、Web、SNS、動画)、ECサイトや自社サイト構築・改修、展示会出展、販売導線の改善に直結する小規模な内装・什器、予約・在庫・会計などの業務システム導入。

◎使用できる経費(周辺)
販促物デザインや写真・動画制作、翻訳、外部専門家の助言費、配送料など販路拡大・効率化に付随するもの。

◎使用できない経費
目的に関係しない汎用品(ただのPC・タブレット等本体)、事務所家賃・水道光熱等の一般管理費、大規模改装、交付決定前の支出など。

◎ここが重要!
「誰に・何を・どこで・どう売る」が一本線で語れるか。
効率化なら「どの作業が何分→何分に」を数字で。
買い物リストではなく売上や時間短縮の設計図にする。

 

【ものづくり補助金(一般型)】

◎この条件を満たすと申請可
中小企業等が《新製品・新サービスの開発》や《生産性向上》につながる設備投資・システム導入を行うこと。付加価値向上や賃上げ等の要件を計画に組み込むこと。

◎使用できる経費(基本)
機械装置費、システム構築費(専用ソフト・情報システムの導入・改良・据付を含む)、運搬費。

◎使用できる経費(周辺)
技術導入費(ライセンス等)、知的財産権等関連費(出願・調査)、外注費(設計・試作・検査)、専門家経費、必要に応じてクラウド利用費など。

◎使用できない経費
日常の人件費や消耗的なランニング費、事業に不可欠でない汎用品、交付決定前の支出、趣味・教育用途など事業目的に合致しないもの。

◎ここが重要!
工程のどこで、タクトタイム/人時生産性/不良率をどれだけ改善するかを一つに絞って数値で提示。設備と効果をセットで語ること。

 

【中小企業新事業進出補助金】

◎この条件を満たすと申請可
中小企業が《新分野・新市場》に本気で踏み出す計画(新規性・新市場性・新売上の確度)があること。付加価値成長や賃上げの目標設定などの要件を満たすこと。

◎使用できる経費(基本)
機械装置・システム構築費、建物費(新事業実施に必要な範囲)。いずれかは必ず計上して新事業の背骨にすること。

◎使用できる経費(周辺)
運搬費、技術導入費、知的財産権等関連費、外注費(設計・試作・検査)、専門家経費、クラウド利用費、広告宣伝・販売促進費(新市場で売るための範囲)。

◎使用できない経費
交付決定前の支出、既存事業に流用されがちな汎用品、一般管理費(家賃・水道光熱など)、事業と関係薄い備品、目的外の改装・購入等。

◎ここが重要!:機械・建物は《新市場で売る仕組み》を動かす道具。
新規性→誰にどう売る→収益化までを3~5年後の姿で一枚のストーリーに。

 

【中小企業省力化投資補助金(一般型)】

◎この条件を満たすと申請可
人手不足や作業過多を、IoT・AI・ロボット・画像処理・自動搬送など現場に合わせて設計した専用設備・システムで解消し、生産性と付加価値を上げる計画。

◎使用できる経費(基本)
機械装置・システム構築費(専用機・専用ソフト・制御・据付・改良・移設等、一定の下限額あり)。

◎使用できる経費(周辺)
導入に直結する運搬・据付・調整、必要な専門家経費、補助事業期間のクラウド利用費など。

◎使用できない経費
汎用PCやタブレット等の本体、事務所家賃・水道光熱・通信等のランニング費、交付決定前の支出、事業との関連が薄い備品など。

◎ここが重要!
設備を入れて人力を減らす or 同じ人員で量を増やす。
導入前後の「何人×何時間→何人×何時間」を先に決め、その時間をどこへ再配分して粗利を伸ばすかまで書く。国の狙い(人手不足とGDPの同時解決)に合わせること。

 

 

「これ、補助金でいける?」の答えは、目的に直結しているかどうか。数字はハッキリ、ストーリーは一本で。
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忙しい社長の時間は有限。最短ルートで通しましょう。

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