僕は2012年に独立して広告業を中心に事業を展開してきました。
そこから人材派遣、飲食業と挑戦を重ね、正直うまくいったものもあれば大失敗だったものもあります。
今日は2018年に挑んだパン事業の話をしたいと思います。
「もし補助金があったら、もっと楽に事業を進められたのに」と今でも思う出来事です。
当時、滋賀県内のパン屋12店舗と飲食専門店(8店舗)が作る特製パン150種類を集めた「パンのセレクトショップ」という出店計画を商業施設に提案しました。
飲食専門店のパンというのは、カレー専門店のカレーパンや、洋菓子店のクロワッサン、洋食屋のサンドウィッチといった具合に、それぞれ専門家が作るパン。
これをひとつのお店に集めるという新しい業態でした。全国的にも当時は珍しかったため、プレゼンでは競合4社の中でまさかの採択に。
銀行からも「これはすごい」と評価され、4000万円以上の融資を受けて出店が決まりました。ここからが地獄の始まりです。。。泣
内装は白を基調に「パン屋らしくないブランドショップ風」に仕上げました。
おしゃれで話題性は抜群。新聞にも掲載、テレビで放映されるくらいの注目を集め、オープン時は行列もできるほどでした。
ところが、その勢いは1年と続かず…。商業施設自体の集客が計画の1/5しかなく、次第に売上も下降線に。
バカ高い家賃や人件費が重くのしかかり、あっという間に資金が溶けていく現実。コロナも追い打ちで一時は倒産の危機まで。そこからなんとか踏ん張り耐えきったので今がありますが、普通なら人生終了です。
正直、この事業にもし「新事業進出補助金」が当時あったなら、使えていたなら、建築費・設備費・広告費だけでも2000万円程度の補助金が得られたはず。
そうすれば4000万円の融資に苦しむことなく、もう少し余裕を持って戦えたかもしれません。
だからこそ今は思うんです。「補助金を使わずに新規事業を始めるのは、無謀に近い」
実際、補助金は飲食だけでなく製造業や建設業にも大きな力を発揮します。例えば新型設備の導入や重機導入。
省力化投資補助金を活用すれば作業時間短縮や人材不足にも対応可能で目的にピッタリです。
昔の機械を使い続けると時間もコストも余計にかかる一方で、新しい設備や重機を補助金で導入できれば、会社全体の利益構造が一変する。そういう現場を僕はたくさん見てきました。
僕が補助金にこだわるのは、単に「お金がもらえる」からではありません。
補助金の背景には国の施策テーマがあります。人手不足対策、賃上げ、生産性向上、地域活性化、売上拡大、新市場開拓など。
こうした国の方向性に合う事業だからこそ採択されるんです。
逆に「古い機械を新しくしたい」「なんとなく新しいことをしたい」では必ず不採択になる。
これは数百件以上の様々な計画書を見てきて痛感していることです。
そして忘れてほしくないのは、挑戦すること自体の価値です。
日本ではどうしても人の挑戦に悲観的な目を向けがちですが、僕たちが今使っているスマホもパソコンも車も、すべては誰かの挑戦から生まれたもの。
だから僕は挑戦する人を全力で応援したいと思っています。補助金はその挑戦を後押しする強力な仕組みなんです。
ただし、補助金は万能ではありません。書類不備や計画性の欠如で落ちることもありますし、採択されても無理な賃上げや整合性のない事業計画は、後々の首を絞めることになる。
だからこそ僕たちのような、フォローの出来る専門家が必要なんです。
Dr.補助金(ドクター補助金)では、採択率を上げるための【無料診断】を行っています。
決算書や従業員名簿など面倒な入力は不要。作成済のPDFをメールで送るだけで、独自採点とランク評価、改善コメントをお返しします。
不採択で悩んでいる方、これから挑戦する方、ぜひ一度ご相談ください。
挑戦に補助金をプラスすれば、未来の景色は大きく変わります。
あの時の僕みたいに「もし補助金があれば、、、」と後悔しないために、賢く補助金を活用してください。


